シナプスの柩(上)
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衝撃的! |
高慢で血の通わない嫌な奴かと思いきや、耐えることのみを生きる術とし、
半ば脅迫とも取れる圧力に押し潰されながらも「いつかは」と、そのしがらみから逃れる事を夢見る水斗。
救いの手(樋口)が己の前に現れた時、強引にでも気に入られるよう努力をするが、想いは呆気なく崩れてしまう。
ひどい誤解と樋口にだけは知られたくないおぞましい現実を目撃されて、全てを諦め身を躍らせる・・・。
驚いた・・・そして、思わずうるうるした。痛くて、辛くて、悲しかった。
どんな事にも負けず、何事も耐えるように生きてきた水斗だったのに、
幸か不幸か樋口と出会った事でやっと人間らしい感情を持った筈が、結果は悪い方へ向かってしまった。
そして話は一転する。
生まれたての赤ん坊のような水斗を世話する樋口であるが、
何も出来ない不甲斐ない自分との葛藤、日々振り回され募らせていく苛々、
何度言っても理解をしない相手に対し、爆発しそうになる感情と戦いながらその日を送る。
分かっているはずなのに水斗の世界に引き込まれ、樋口が危うく正気を失いかける様は少々怖い。
見た「夢」を樋口に語る水斗の気持ち、夢の中の「あのひと」に対する嫉妬も辛い。
ストーリーは流れるように展開して行き、時折 涙ぐみながらの読書となった○
水斗がキケンに吸い寄せられる 危うい場面で終わっています、下巻 期待しお待ちします。

